平成21年3月期 決算発表
5月13日(水)決算の内容を発表
当社は、平成21年3月期(平成20年4月~平成21年3月)の決算内容を5月13日(水)に、次のとおり発表いたしました。
売上高は、15,005百万円、営業利益は196百万円、経常利益は152百万円、当期純利益については40百万円となりました。
決算期(平成17年3月〜平成21年3月31日)の実績
(単位:百万円)
キャッシュフローの状況
22年3月期通期業績予想
21年3月期、決算の特徴
1.3年連続の増収ならず
- 「100年に一度」とも言われる世界同時不況に遭遇し、特に民間設備投資の落ち込みが斯業界を直撃。
需要急減による競争激化から価格競争も熾烈に。 - レンサルティング(提案営業)の実践、新規開拓による占有率アップ、新アイテムの発掘、新ジャンルに おけるレンタル需要開拓、また顧客ニーズに沿ったレンタル機材を充実させ営業活動に注力したものの増収基調には至らず。
- 今期は、既往機械の通期稼働を企図し温存していたため、第4四半期に入り集中的にキャンペーンを実施、 売上高150億円台を堅持。
▼売上高構成比
2.「絶対有利」を掲げ、全ての面で業務改善に邁進
- 経営陣を筆頭に、各担当者に至るまで全階層でのユーザー訪問を徹底し、営業活動 と取引先の状況把握に努め、同業他社との非価格競争力の改善を企図。
- 不況による取引先の倒産が相次ぐ中、与信管理の徹底を図るべく与信限度額の見直し、取引先業況把握等に努めたが、貸倒れ損失額は保険による補填はあったものの、 前期比大幅増加を余儀なくされている。
- このため、損益面では各段階で前期比マイナスとなっているが、自社の現有戦力を100%活用すべく、外注加工費、外注修繕費の徹底削減に取り組むと共に、通信費、 地代家賃、電算管理費等の原価削減に 一定の成果あり。
- 結果として、経常段階で152百万円の黒字決算を達成。
- 長期的視野に立った安定配当方針を堅持すべく、潤沢な剰余金勘定を活用し、一株あたり20円配当を予定。
~12期連続の20円配当となる予定。
3.レンタル機械の新規取得を厳選
- 厳しい経営環境に対応すべく、現有機械のメンテナンス強化を徹底。
~このため、新規取得額は約25億円と、前期比大幅減。 - 顧客ニーズにマッチした特色ある機械も積極的に品揃え。
~LED表示板、AED、バイオトイレ、太陽光発電システム(サンジェネ)等 - 効率的、効果的な取得に努めるべく下記方針を継続。
~アクティオとの共同購入によるバイイングパワーの発揮。
~B/S、P/L、C/Fを勘案した最適購入手法の使い分け。
4.バランスシートスリム化の推進
▼使用総資本
注:短期借入金の期末残高はない
▼借入金残高推移
- B/S重視の財務戦略を継続し、使用総資本回転率の悪化に歯止め。
- 長期借入金の圧縮にも成果。
5.目標経営指標
- 「100年に一度」の経営環境ではあるが、下記の目標経営指標を堅持する。
① 自己資本の充実を図り、自己資本比率 50%以上
② 保有資産の生産性を高め、投下資本当期純利益率 2%以上
③ 経営環境の激変に対する危機管理能力を高め、手元流動性比率 4ヶ月以上 - 21年3月期の経営指標に関し、自己資本比率は若干の改善傾向を示すも他の2指標は目標に及ばず。
- 但し、手元流動性指標に関しては、3月に集中させたキャンペーン売上の現金化が4月以降になったことに 因るものであり、実質前期並み水準を維持している。